イタリア車の必須アイテム”除湿剤”
みなさんこんにちは、G2です。
今日はイタリア車をはじめとする、ちょっと古めの欧州車に
必須アイテムとなる除湿剤について書こうと思います。
ご存知の方も多いかと思いますが、90年代~2000年代初期の欧州車は、
インテリアのスイッチ等にいわゆるプロテイン塗装というものがされています。
これが、日本のような高温多湿の環境に晒されると、空気中の水分と
塗装が化学反応を起こし、ベタベタ、ネチャネチャになっていきます。
これがせめてサラサラになればいいんですが・・・ネチャネチャになると、
スイッチを触るだけで指に黒い塗装が移ったり、そこまでいかなくても
天井のスイッチを触って離したら天張りがバイーンと指にくっついてきたり。
一言でいうと不便、不快な状態になり、車への愛も冷めがちになってしまいます。
このベタベタ病に対しては、下記のような専用のケミカルが販売されていたり、
人によってはドラッグストアのエタノールで落ちるよ、とか、知り合いで
ランボルギーニに乗っている人は灯油で落ちるとも言っていました。
要するに炭化水素系の溶剤なら落とせるということですね。
ただ一概にプロテイン塗装といっても種類があるらしく、どれが一番効くのかは
ケースバイケースにようです。非常に厄介ですね。
(ちゃんと市場での使われ方を考えて部品選定してください)
で、僕のクアトロポルテはというと、2012年式というのもありますが、
前のオーナーが相当いい状況で保管していたようで、ベタベタするところはあるものの
ネチャネチャの領域まではいっていない状況です。
ということで、ベタベタの進行を遅らせるにはどうすればよいか。
上述のように原因は水との化学反応なので、水分をシャットアウトすればいいんです。
理想はエアコンで湿度管理したガレージですが、残念ながら僕はガレージどころか
平面駐車場に青空駐車ですので、そんなことはできない状態。
そこで、先述のランボルギーニ先輩に話したところ、「除湿剤が必須だよ」
と言われました。なるほどということで探してみたのですが、部屋やクローゼットに
置くタイプの除湿剤というと下記のようなものがありますが、車内には置場所がない。
さらに色々探してたどり着いたのがこれです。
おかきの袋のような形をしていて、ならせば薄くなりますし、逆に下の方に貯めれば
上を折りたたんでコンパクトにすることができます。
実際に車内に置いた状態がコチラです。
特段おしゃれではありませんが・・・除湿剤ぽさは全くないので、収まりは
悪くないと思いませんか?僕はこれを各ドアに、合計4つ置いています。
肝心の効果のほどですが・・・ここ最近湿度の高い日が続いているものの、
今のところベタベタが悪化しているような気配はないですね。
ただ元々このベタベタ問題は数か月、数年で進行する話だと思うので、
継続使用して様子を見ていきたいと思います。
それでは!